配偶者ビザとは（配偶者ビザの概要）

　配偶者ビザを、一言でいうと、「日本人や永住者などと結婚して、日本で生活するためのビザ（在留資格）」です。
まずは、その理解でいいです。いわゆる「結婚ビザ」もしくは「配偶者ビザ」とも呼ばれています。

　実は、配偶者ビザというのは、日本人と「結婚」した方のみのビザではなく、日本人や永住者の子供もその対象になっています。詳しくは、以下の3つの在留資格です。

ビザ（在留資格）の種類	対象となる方	具体例・備考
日本人の配偶者等	・日本人の配偶者 ・特別養子 ・日本人の子として出生した者	・日本人と結婚した夫又は妻 ・特別養子 ・日本人の父により認知された 　日本人の実子など
永住者の配偶者等	・永住者の配偶者 ・永住者等の子として日本で生まれた子供で 出産後も引き続き日本に在留している者	・永住者の配偶者 ・特別永住者の配偶者 ・日本で生まれた永住者の子供
定住者５号	・定住者と結婚した配偶者	[備考] 定住者の種類は問いませんが、 日本にいる定住者の在留期限が １年以上の方の配偶者

（１）広い意味での配偶者ビザ

広い意味での配偶者ビザは、以下の４者を指します。

①日本人と結婚した妻（夫）
②永住者と結婚した妻（夫）
③特別永住者と結婚した妻（夫）
④定住者と結婚した妻（夫）

（２）狭い意味での配偶者ビザ

世間一般には、日本人と結婚した妻（夫）を配偶者ビザと認識しているようです。

しかし、日本人や日本の定着性の強い者（永住者・定住者）と結婚して日本で生活する意味では、日本人の配偶者の他、永住者の配偶者、定住者の配偶者も配偶者ビザに含まれます。

配偶者ビザの審査要件についても、この３者の違いはほとんどありません。

配偶者ビザの審査要件の詳細については、以下の２つの記事をご確認ください。

・外国人と結婚したけど、日本での在留資格を得るための手続がわからない

・配偶者ビザ申請において、交際期間が短くって不許可になるか不安な方

・配偶者ビザ申請において、年が離れすぎて不許可になるか不安な方

・配偶者ビザ申請において、収入が低い、または、無職のため不許可になるか不安な方

・その他、配偶者ビザ申請に不安がある方